自分から火中に落ちる蛾のように苦に夢中な人間

(ブッダの感興のことば29・5中村 元訳)より引用します。(経験するものを)実質のある物だと思って、走り近づいて行くが、ただそのたびごとに新しい束縛を身に受けるだけである。暗黒のなかから出て来た蛾が(火の中に)落ちるようなものである。かれらは、見たり聞いたりしたことに心が執着しているのである。(引用終)…