彩瀬まる『森があふれる』を読んだので語りたい書評

彩瀬まる『森があふれる』は、そもそものあらすじ紹介から変わっている。 作家の夫に小説の題材にされ、書くことを通じて奪われ続けてきた主婦の琉生はある日、大量の植物の種を飲んで発芽、やがて家をのみ込む森と化し―― 森があふれる :彩瀬 まる|河出書房新社 あらすじに「主婦が発芽」って書いてあるのは初めて読んだ…