平岡公彦のボードレール翻訳ノート
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ボードレール『悪の華』韻文訳――016「驕慢の懲罰(1861年版)」
驕慢の懲罰(1861年版) シャルル・ボードレール/平岡公彦訳 神学が、最も豊かな樹液と精気に満ちみちて 花開いていた、あの驚嘆すべき時世において、 伝えでは、ある日、ある一段と偉大な博士が、 ――無関心な者たちの心すらもこじ開けては、 その黒き深みからも感動を呼び起こしたあと、 純粋な精霊たちだけは来られるか…