九十六歳・認知症の祖母、ヒッチコックの「鳥」みたいな話を語る

今日は土曜日で、家族が何人も家にいるので、私は、病気の母の看護も、認知症の祖母の介護もする必要がなく、夕方、ゆっくり、買い物でもして来ようと、玄関を出ました。 すると、縁側の前の芝生に座り込んでいた祖母が、私を呼び止めてから、「大変だ、鳥が飛んでいる!」と、大きな声で言いました。 「鳥は、たいがい、…