「水族館にて」~宮沢賢治の「やまなし」に寄せて

宮沢賢治の「やまなし」が好きです。 最初この作品を読んだときに、なにを言いたいのかサッパリ分からず「変な話だなあ」と思っていたのですが、書き出しの「小さな谷川の底を写した、二枚の青い幻灯です。」を見直したら、一気に理解できたように思いました。 これは賢治が言葉で描いた透明な絵なのです。物語の流れなど…