東野圭吾『容疑者Xの献身』『白馬山荘殺人事件』を読む

このブログにも書いたことがあるかもしれないが、私は高校1年か2年生くらいの頃まではミステリーを好んで読んだもののその後読む機会が激減した。特に、1989年に『カラマーゾフの兄弟』を読んだ時、この小説を超えるミステリーなんかあり得ないんだから、などと勝手な理屈を捏ね上げて、以後四半世紀近くの間ミステリーは…