片山杜秀『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』(文春新書, 2018)他を読む/ワーグナーは英仏の「グローバル資本主義」に「民族主義」と「ユダヤ人差別」で対抗した「怪物」だった

今日、図書館にまとめて本を返さなければならないので、それらに含まれる音楽関係の本2冊を取り上げる。 まず、片山杜秀(1963-)の『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』(文春新書, 2018)。 books.bunshun.jp 以下、上記文春のサイトより。 大都市が生んだ「第九」、「時代遅れ」だったバッハ ベートーベンが「市民…