宮部みゆき『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』収録の「だんまり姫」が良かった/村上春樹『国境の南 太陽の西』のエンディングは最悪だった

今月は猛暑だったが例年の8月には例がないほど仕事が厳しかった(あと5営業日残っているけれど、相変わらず楽ではない)。しかし忙しくなるほど空き時間に本が読みたくなる心理規制の回路が久々に発動して何冊かの本を読んだ。そのうち月初に読んだ松本清張の『草の陰刻 新装版』(講談社文庫2025, 単行本初出講談社1965)…