小説『骨灰』ひとくち感想 - 五感を蝕み “犠牲ありきの今” に杭を打ち込む、秀逸な現代建築ホラー

アニメ『蒼穹のファフナー』シリーズの脚本・シリーズ構成などで知られる冲方丁氏執筆のホラー小説『骨灰』。ファフナーが大好きなオタクとしてはこの立て付けだけでも心惹かれたのに、裏表紙に書かれた下記のあらすじでガッと心を掴まれてしまったので前情報ゼロで購入。果たして、氏のホラー初挑戦作とは思えないくらい…