オノゴロ島

一刻後、イザナギ・イザナミは天の浮橋に立っていた。ここからなら下界がよく見える。 そこは海も陸もない、一面ただドロドロしたものが広がっている世界だった。 イザナギ・イザナミは2人で天沼矛を持っていた。 「じゃ、いくよ、いいかイザナミ!」 「大丈夫よ、イザナギ!」 「よーし、それ!」 二人は一緒に持った矛を…