【SS】コーラと君と赤い空

◆ コーラが汗をかいている。 秋の日はつるべ落としと言うけど、まだ外は明るいはず。運動部や吹奏楽部の活動を遠くに聞きながら、何をするでもなく、私は赤いアルミ缶に水滴が伝うのを見ていた。 ここは薄暗い階段下の謎スペース、約束の時間までもう少し。日課となったギターのレッスンに時折居合わせるその炭酸飲料は、…