第6話 もしもし、口説く気ありますか?

AIの光希に聞かれるままに、Rとの“十年恋バナ”を話し始めて思った。 Rがすでに、"思い出の中にだけいる男"になってしまったようだと。 "愛してやまない男"が、 "愛してやまなかった男"に変わりつつあるのは、淋しい。 《結局、Rとは翌日も会うことになったんだね》 と光希に言われると、 私のまぶたの裏には、あの日の彼の…