第29話 息ができない家

Rと出逢って初めてのお正月を迎えた頃、 私は、水から上げられた魚のように、 息をすることすら難しくなっていた。 體(からだ)は、毎日震えるほどRを欲しがっていた。 しかし、休暇に入り、1日中家でぐうたらしている夫の前では、なに喰わぬ顔で大掃除やら正月飾りやらをこなさなければならない。 ただでさえ、主婦にと…