ティム・オブライエン「待ち伏せ」と大岡昇平「俘虜記」の読み比べ。その2(高校一年生)

■「待ち伏せ」「俘虜記」を読み比べて考えたこと(例2) ▼いくつかセレクトした。趣旨が通るように、カットしたり、字句を修正したところがある。 ●人を殺す、あるいは殺されるという、究極の極限状態に追い込まれたとき、人はどうにかしてその死から逃れようとする。例えば「待ち伏せ」では、身体の動きに心の動きが突然…