伊勢芥川ー思いを遂げた瞬間、失うということ

(2017.4)【伊勢物語芥川の模擬授業後】今日の伊勢の芥川について、あの話は、「想う人と思いを遂げたと思った瞬間にそれを失う」という、一つの話型なのだと気づきました。帰りの電車で。 あそこで永遠に失われたのは、「あれはなあに?」(不安)「あれは露さ」(安心)という、恋人としての会話です。 遠い虚空から飛ん…