Story・小さな物語
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岐阜へ帰る日
妙子は東海道線の列車に乗り岐阜を目指していた。電車の車窓一杯に伊吹山が見える。 「何でいきなり同窓会なのよ」 ふっと独り言が洩れる。 あれはひと月ほど前だったろうか、いきなり来た好子からの手紙。普段は年賀状だけのやり取りなのに・・懐かしい好子の美しい文字、そして同封されていた往復はがき一枚。 「卒業30…