覚えてる範囲で

どこにも合わないピントで、ただ流れていく景色を見ていた。 大通りから住宅街へ。それまでゴーーと低い音を鳴らして走っていたタイヤは速度を落とし、じゃりじゃりと小石を踏みながら進んでいく。ナビを見ながら「たしかこの辺だなー」と社員。やがて、一軒目のマンションに到着した。 ピンポーン。 事前の説明もあり、挨…