「かわろう」

私は大学院生で、夜間のコンビニでアルバイトをしていた。そこは郊外の住宅街にあり、深夜は特に客足が少なく、退屈な時間を過ごすことが多かった。ある夜のこと。午前2時を回ったころ、店内には私一人きりだった。レジ横のモニターには、店内4台の防犯カメラの映像が映し出されている。退屈しのぎに、いつものようにモニ…