【通りすがりの怪談】怪其之十五 ~右手~

怪談 ~右手~ 「じゃあ次は誰の番だ」カウンター席しかないバーでオカルト好きの常連客3人が順番に怖い話や不思議な話を披露していたが、皆が持ちネタが無くなったのか、次に話そうとする人はいなかった。「じゃあ次はマスターで」そう名指しで指名された女性マスターは困り顔になった。「私、そういう話は苦手なのよね」…