【通りすがりの怪談】怪其之百二 ~俺の夜~

怪談 ~俺の夜~ 俺は夜が好きだ。夜は人がいない。まるで世界が、自分というたった一人のために作られたかのように感じる。その静寂と広大な孤独こそが、俺にとっての至福のひとときだった。夜風が肌を撫でる初秋の深夜。時刻は0時を回っていた。俺はこの時間に決まって家を抜け出し、抑えきれない支配欲を満たすため、静…