三浦しをん「墨のゆらめき」

書道のお仕事小説かと期待して読んだ。 こういうお話は手馴れたものなんだろう、 どんどん読めてしまう。しかし書道の深 みは書かれていない、書とはなにかも書 かれていない、書家の遠田がそのレベル まで来た才能、技術が書かれていない、 これはお仕事小説ではない。 しをん先生お得意のBLのようなものなん だろうか、…