015|『海底二万里』ジュール・ヴェルヌ|誰でもない男

離婚をした時、いちばん最初に思ったのは、まあ、こんなもんだろうと思った。 ぼくはぼく自身の時間に対してあまり期待なんてしてこなかったし、それは今でも変わることはない。だから、そういうネガティブなライフイベントも、まあ、こんなもんだろうと思った。 人並みに家族を持って、休日には家族サービスをして、妻の…