ふわふわ

線にならぬ点だけを描いて帰る星さえ無くしているコンパスの無い遊泳のような頼りない日々半無重力の中で足を掛ける場を探して 風波に身を任せた軌跡はのこの歯のように浮き沈んで見えない糸を紡ぐのは複雑で難解という事実だけはとても単純で簡単だけど そっと浅く薄い円の中でずっと遠くに置いてきた座標を悔やんで あぁ…