今、自分達の過ちに気付く為に・森下直貴 佐野誠 編著『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか ナチス安楽死思想の原典からの考察』

近年、『生きるに値しない命』という趣旨の言葉を聞く事が増えた気がしています。例えばそれは相模原障害者施設殺傷事件の植松聖死刑囚が言う『心失者』という造語が指し示す人々の事でもあるし、自民党衆議院議員の杉田水脈氏が言う『生産性がない』人々の事でもあるのでしょう。また少子高齢化によって社会保障費の負担…