KUROMIMIには本が足りない。
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小説・海のなか(8)
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第五章 歪 その日のLHRでは、文化祭当日の役割分担を決めていた。私のクラスは喫茶店をやる予定だ。当日は調理班と給仕班にわかれてそれぞれにシフトを組むのだ。誰が決めたのか、女子生徒はフリルのついた可愛らしい服を着ることになってる。私なんかに似合うはずがない。正直勘…