出世の道を外れたら(1)

天狗の鼻に詰まっているもの 私の同期で1人、不遇の会社人生を送っている男がいます。彼は入社式で新入社員を代表して答辞を任されるほど会社から買われて入社した、優秀な男でした。しかし、その優秀さが仇となります。配属先の上司や先輩社員が自分よりも劣って見えたのか、上からの指示を蔑ろにした行動が目立ち、また…