白い靴

僕が通っていた中学というのは、白い靴が指定だった。公立で、厳しい学校だったわけではないけれど、校則を守る僕のような普通の生徒たちは真っ白な靴で登校した。そのせいで、僕の中で「白い靴」というのは「学校で指定された靴で真面目な人が履くかっこ悪いもの」という印象ができあがった。僕だけだろうか。