内容が濃すぎる。米国的良心が描く日本を詰ませた生々しい米国政治の実態―『アメリカの鏡・日本 完全版』著:ヘレン・ミアーズ 訳:伊藤延司

再読してみたヘレン・ミアーズの著作であるが、またしても読後に、言いようのないどんよりとした重たい気持ちになった。 ミアーズの主張は、ごくごく単純化して言えば、第二次世界大戦で暴走した日本は西欧列強の姿そのままであるという事だと思う。それは題名である”Mirror for Americans : Japan”に最もよくあらわれてい…