残酷でシニカル、でもほんのりと感じる確かな友情―『少女』著:湊かなえ

ネタ晴らしはしたくないのですが、湊氏らしからぬ終わり方でした。そういう意味では背表紙にあった「衝撃の結末」というのは誇張ではありませんでした。さすがです、湊かなえ氏! あらすじ かつての仲良しであった女子高生の由紀と敦子、今は訳あって少し距離がある。彼らは、転入生の紫織が親友の自殺を目にしたことを告…