海外オヤジの読書ノート
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暴君をいただいた家族の哀しい結末 ・・・- 『血と骨』著:梁石日
昭和を駆け抜けた韓国人の、その暴力と性と身勝手さが突き抜けており、ドライブ感に圧倒されました。ただ、読後にはどんよりと胸の底に苦しいものが残る、イヤミス的な(ミステリではないけど)感覚を憶えました。 本作は筆者である梁石日氏が父親をモデルに執筆したもので第11回山本周五郎賞受賞作品。 独善、放蕩、意固…