『青空と逃げる』辻村深月

力と母、そして、父。親子三人の、東京の日常が失われたのは、夏のはじめ、七月に入ったばかりのことだった。父が交通事故に遭った、という電話がきたのが、すべての始まりだった。 先日『かがみの孤城』が2018年本屋大賞に輝いたばかりの辻村深月さんの新刊『青空と逃げる』を読みました。『かがみの孤城』は本屋大賞が発…