『八月の六日間』北村薫

疲れるのでは――という予感がある。本も読めない気がする。しかし、書籍は常備薬と同じだ。手の届くところに活字がないと不安になる。 とか言って、荷物てんこ盛りのザックにわざわざ本を(しかも2,3冊!)詰めてしまうのが本書の主人公。 でもまぁ、同じように本も読み、山も登る人間としては大いに共感してしまったりも…