中原中也の詩「頑是ない歌」…思えば遠く来たもんだ

中原中也の詩「頑是ない歌」を紹介します。 この詩の題名に覚えがなくでも、出だしにピンと来るかたはいらっしゃるのではないでしょうか。 頑是ない歌 思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 港の空に鳴り響いた 汽笛の湯気ゆげは今いづこ 雲の間に