平成の事件ジャーナリズム史:(7)ロス疑惑報道が残したもの | 毎日新聞
いわゆる「ロス疑惑」の始まりは、1984(昭和59)年の週刊文春の報道にさかのぼります。公人でもなく、権力を持っていたわけでもなく、刑事訴追されてもいない一人の市民を、週刊誌が殺人事件の容疑者として実名で告発する異例の報道でした。週刊文春のキャンペーンのタイトルが「疑惑の銃弾」であったことから、「