余録:広島県の尾道で代々医者の家に育った大林宣彦さんは… | 毎日新聞

 広島県の尾道で代々医者の家に育った大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)さんは、子ども時代に家の納戸(なんど)で蒸気機関車のおもちゃをみつけた。知らない街に自分を運ぶあこがれの機関車と思って遊んでいたのは、筒のついた金属の箱だった▲やがて筒はレンズ、胴体は電球の入るランプハウス、レールはフィルムを通すゲ