流される母に手が届かず 球磨村職員、千寿園で「誰かの声」に救われた命 | 毎日新聞

 九州豪雨で被害が大きかった熊本県球磨村で被災者支援にあたる村住民福祉課長の大岩正明さん(51)は豪雨当日の4日、母ユウコさん(83)が暮らす同村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」で救助活動に加わった。入所者を上へと避難させていたが、水位は一気に上昇。車椅子に乗ったまま流される母が見えたが、手が届かな