時代の風:数値目標による評価 「測りすぎ」ていないか?=長谷川眞理子・総合研究大学院大学長 | 毎日新聞

 昨今はどんなところでも「数値」が幅を利かせている。仕事に関して数値目標を示す、いろいろな機関をランク付けする、論文の被引用率によって論文の質を評価する、などなどだ。それらの数値を材料として、その機関や個人の評価がなされる。そして、それが客観的で透明性のあるやり方だとされている。