安倍氏銃撃は政治不信と無縁なのか 「絶望社会」残された暗い予感 | 毎日新聞

 奈良市内で遊説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れた事件の衝撃はいまだ収まらない。「民主主義の根幹を揺るがす」「市民社会への攻撃」と怒りの声が聞こえてくる中、銃撃事件がこの国の政治や社会に大きな禍根を残すという暗い予感がする。政治の現状や歴史の教訓を踏まえ、事件の深層を考えてみたい。