1秒差に泣き崩れた仙台育英アンカー 悔しさの先に描く夢 高校駅伝 | 毎日新聞

 ラスト100メートル、先頭を守る仙台育英(宮城)の橘山莉乃選手は背後に迫った足音を感じ、残る力を振り絞った。競技場のスタンドで沸き立つ歓声に、悲鳴が入り交じる。一瞬の並走。先にフィニッシュテープに触れたのは、猛追した神村学園(鹿児島)のアンカーだった。その場で崩れ落ち、体を震わせながらむせび泣いた