社説:’24平和考 パリ五輪閉幕 祭典の理想求め続けたい | 毎日新聞

 平和の祭典としての存在意義が問われた大会だった。世界の分断や対立が影を落とす中、パリ・オリンピックが17日間にわたる熱戦に幕を下ろした。  「花の都」の華やかさとは裏腹に、中東やウクライナでは今も戦火が絶えない。国連総会が決議した「五輪休戦」は実現せず、状況はむしろ悪化の一途をたどった。