2度の地震さえなければ今も 輪島の元すし職人、祈る新年の平穏 | 毎日新聞

 年の瀬の石川県輪島市の仮設住宅で、元すし職人、宮腰昇一さん(76)が数日前に再入居し、正月飾りを掛けた玄関から雨が降る外を眺めていた。  7年前まで輪島市の朝市通り近くで、すし店「すし畔(はん)」を営んでいた宮腰さんは、2024年1月1日夕方、店舗兼自宅の2階で正月のお神酒の準備を始めようとした矢