今週の本棚:池澤夏樹・評 『縄文 革命とナショナリズム』=中島岳志・著 | 毎日新聞
(太田出版・3080円) 荒々しい、不協和な反「神々」の象徴 今、日本史において縄文は必須のキーワードである。 しかしそうなったのは戦後の話で、それ以前の「国史」はアマテラスから始まっていた。神話に縄文人が登場する余地はなく、考古学者は出土する土器を整理して分類、系統化を試みるだけだった。