社説:戦後80年 障害者と社会 共生への歩みを続けねば | 毎日新聞

 障害者のための政策は戦後に整備が進んだが、人々の意識改革は道半ばだ。障害の有無にかかわらず、自分らしく暮らせる社会の実現に向けた歩みを続けたい。  大阪市の藤野高明さん(86)は7歳だった終戦翌年の夏、不発弾の暴発で両目の視力と両手、そして弟を失った。