余録:「多数派ということは… | 毎日新聞

 「多数派ということは概念上少数派の存在を前提としており、それゆえ多数者の権利は少数者の存在権を前提としている」。オーストリアから米国に亡命した20世紀を代表する法学者、ハンス・ケルゼンが名著「民主主義の本質と価値」に記している▲過半数で決まる単純多数決と異なり、憲法改正など3分の2以上の多数を要件