文芸時評:5月 火、水、空っぽ 文学を生き直すプロジェクト=大澤聡 | 毎日新聞
火を手なずけると木からおりた。爾来(じらい)、別の層を生きる。夜、地面で眠れるのは、火が外敵から守ってくれるから。体つきも木登り型から歩行型へ時間をかけて変形していった。火で調理すると食うレパートリーも増えた。咀嚼(そしゃく)や消化の時間は短縮される。おかげで活動の時間と範囲がのびた。私たちの祖先