赤い花

大学の頃、ロシアの言語や文化を専攻していた。その流れで、ロシア文学もまあまあ読んだ。文学はあまりハマらなかったので、大雑把に勉強して、そのあとすぐに言語学や歴史の方に進んでしまったけれど…1つだけ心に残っているのが、ガルシンの「赤い花」という小説だ。 まず、この小説はすごく短い。 岩波文庫で50ページも…