久しぶりに僕は神戸の風を。

神戸の街を久しぶりに歩く。それは奇妙な2日間であった。神戸へ向かう新幹線の中では、村上春樹が多分神戸での震災を下敷きたる基本旋律とした短編集”神の子どもたちはみな踊る”のなかの「蜂蜜パイ」を読んだ。村上のような主人公、少なくとも自己の要素を投影したと思しき主人公。自身と村上との共通点を、そして非共通点…