これを1921年に? 恐るべしフリッツ・ラング。 死神の谷

『私は疲れ果ててしまった。人の不幸を見るのも。神に従うのも』原題“疲れ果てた死神(The Weary Death)”。その死神に恋人を奪われた女。蝋燭が立ち並ぶあの世とこの世の狭間で死神は女の「愛」を試す。『この蝋燭は人の命だ。ここに消え入りそうな炎が3つある。このうち一つでもお前が救うことができたら、恋人の命を返…