新珠三千代万歳! 江分利満氏の優雅な生活

老いさらばえた父親が歩く。先を歩く息子を追って老醜が歩く。 杖をつき一歩一歩踏みしめて歩く様をハイスピードで捉えて、蒸気機関車のSEを被せる。 好き放題に生きて、家族にさんざっぱら迷惑をかけて、もう燃えカスも残っていないのに、まだもう一旗上げてやるという顔つきで歩く。 そして駅でようやく息子に追いつい…