現実と妄執の綱引き。 ザ・シャウト さまよえる幻響

物語が幕を開けた瞬間、“イケる”と思える作品があります。この直感は意外とハズレがありません。 ただ、行き先が予想した方向とは(大きく)違う、不思議時空直行便だったりすることもあるので注意が必要です。 叫ぶだけで人を殺せるという男の紡ぐ物語は現実か、妄執か。 「ザ・シャウト さまよえる幻響」(1978年/イエ…